黒酢と糖尿病
黒酢と糖尿病
黒酢は糖尿病の予防や改善に効果が期待できます。
糖尿病は血糖値の上昇によるインスリンの分泌異常や
インスリンの抵抗性が原因で引き起こされる病気です。
過剰に糖分を取り過ぎると、頻繁に膵臓からインスリンを分泌することになり、
これを繰り返すと、インスリンの分泌異常が起こります。
その結果、膵臓が酷使されてしまい、膵臓が正常に機能出来なくなってしまうのです。
糖尿病に効果的な食品として黒酢があります。
◆血糖値を抑える効果
黒酢だけでなく、お酢全般に共通しているのが
血糖値の上昇を緩やかにしてくれる効果です。
血糖値の上昇を抑えてくれるだけでも
かなり糖尿病予防としての効果があるといえます。
血糖値の上昇を抑える場合、黒酢を大量に飲む必要はなく、
大さじくらいのスプーン1杯だけでいいのです。
そのため、料理にそのままかけたりしても良いですし、
直接スプーンで飲み干してもいいのです。
また、血糖値の上昇を抑えるためには、
食事中に黒酢を摂取するようにしましょう。
◆インスリン分泌促進
糖尿病になると、膵臓から分泌されるインスリンの分泌量が低下します。
インスリンは血中の糖分を筋肉や肝臓、脂肪に運ぶ役割がありますが、
インスリンが分泌されないと、血中の糖分が溢れてしまい、
血液ドロドロ、血管壁がバキバキ、腎臓への過剰負担の原因になります。
黒酢に含まれるアミノ酸の一つであるアルギニンは
すい臓の機能を高め、インスリンの分泌を促進する効果があります。
また、血管や血液中の赤血球の状態をよくする働きもあり、
血液や血管が硬くなる糖尿病の方に黒酢はピッタリの食品です。
上記以外にも、黒酢は糖質や脂質、タンパク質など代謝を促進し、
栄養をエネルギーとして消費させやすくする効果があるので、
糖尿病の予防や改善に有効とされています。